帯は売れない⁉買取相場の噂の真相を検証します!

着物姿をより美しく見せるには、相性の良い帯を選ぶことが大切です。

着物好きの人なら、「着物一枚帯三本」の言葉通りに帯をたくさん所有しているのではないでしょうか。

帯は着物以上に重量があって、厚みもあり保管する場所に苦労しているのは私だけではないようです。

色や柄が豊富な帯は、可愛いものや粋なものなど目に着くとつい買ってしまうので、気が付くとこんなに帯が増えていたとは・・と反省しています。

要らない帯はどう処分すればいい?最近の噂では帯は売れないとよく聞くが本当だろうか。

このようなお悩みを一気に解消すべく帯の買取について、徹底調査します!

帯とは?

着物を押えて,腰のまわりに装着するための細長い布を呼びます。

中世までは紐、または紐状のものを帯といいました。

帯は柄、材質、仕立て方によって格が異なります。

種類も多様で、着物や用途に合わせて帯を選びます。

帯の種類

現代の帯には丸帯、袋帯、名古屋帯、袋名古屋帯、半幅帯、腹合わせ帯、細帯、喪服用の黒共帯、角帯、兵児帯などがあります。

さらに、夏用の単帯、子供用の祝い帯、兵児帯など種類は用途によってそれぞれ違います。

もっと詳しくそれぞれの帯について解説していきます。

丸帯

帯幅が普通の帯の倍にあたる1尺8寸の広幅に織り上げて、生地を二つ折りにして芯を入れて、とじ合わせて仕立てる帯のことです。

最も格の高い帯とされ、江戸時代頃から作られ始めました。

明治大正期には花嫁衣裳や留袖などの礼装用に用いられましたが、重くて固く、結び難いことから一般の利用が廃れ、代わりに半分の幅で作った袋帯が礼装に用いられるようになりました。

表裏とも同じ織り方をされていて、金銀糸を織り込んだ総模様のもので、ずしりと重く、地厚であることから「厚板」とも呼ばれていたそうです。

袋帯

二重組織で、帯の表裏両面を続けて袋状に織った女物の帯のことで、両方の縁をふさぎ、帯丈約4m、帯幅約30cmに織りあげられています。

織物の端の耳のところで表裏違う布を縫い合わせたものが多くなりましたが、織元では耳を縫ったものを「縫袋」、織る時から表裏ともつづいて筒状になっているのものを「本袋」といいます。

重くて締めにくい丸帯の代用として明治後期にできたもので、現在、礼装、盛装に用いられることが多いです。

また、しゃれ帯と呼ぶ軽い外出着用の袋帯もあります。

大島紬や結城紬のきものに、締めやすく、やや高級な帯をとりあわせるためにできた袋帯で、趣味性の強いものでや凝った袋帯でしゃれた粋なものもあります。

織の種類は唐錦、糸錦、緞子、金襴などのほかに綴織などが主流です。

名古屋帯

名古屋帯とは総丈が3m~3m40cmくらいの女帯で、お太鼓になる総丈の1/3くらいまでの部分を並幅にして、残りの手先から胴回りの部分を半幅に仕立てたものです。

名古屋帯の種類には九寸名古屋帯、八寸名古屋帯といわれる、仕立て形状による違いの帯があります。

名古屋帯はお太鼓以外をあらかじめ半幅に仕立てるため、裏地の節約となり、軽くて締めやすいことから、広く用いられるようになりました。

仕立て方にもいくつかの種類があり、名古屋仕立ては、て先から胴の部分まで半幅に縫ったもので、「松葉仕立て」といわれるものは、て先だけ縫ってあるもの、「額縁仕立て」は半幅に縫う部分がなく、平仕立て、関東仕立てなどとも呼ばれます。

なごや帯には織物と染物がありますが、染なごや帯は略装となり趣味性の強いものが多くなります。

匹田絞りや手描きの一品ものは高級品が多く、刺繍加工をしたものは染帯の中でも格のあるものです。

袋名古屋帯

お太鼓からたれの部分と、手先の一部をかがるだけで仕立てた芯無しの帯です。

紬織り、綴織り、博多織など地厚の織りで織られ、幅が約30cmあります。かがり名古屋、新名古屋、八寸名古屋ともいいます。

昭和初期、袋帯の仕立ての簡単さと、名古屋帯の軽さと、それぞれの長所を生かして考案されたものです。

半幅帯

帯の幅が4寸=約15cmで長さが約3.6mの帯です。

並幅の半分の幅の帯、ということから半幅帯とよばれます。

最近は長さの長いものもあり、4mくらいのものまであります。

種類は豊富で、素材も絹や木綿、人絹や交織の他、ウール、ポリエステルなど広く用いられ、織り帯、染め帯など、さまざまなものがあります。

季節や目的、好みに応じて選ぶことができるカジュアルな帯で、一般的に小紋や紬、浴衣に用いられることが多く、帯締めや帯揚げなどがなくても結ぶことができます。

腹合わせ帯

表と裏で異なる生地で仕立てられた、両面使えるリバーシブルの帯です。

「昼夜帯」「鯨帯」とも呼ばれていて、一方に黒繻子や黒ビロード、他方に白繻子を用いた様子を例えて、昼と夜、あるいは鯨の背と腹に見立てたところから、このような呼び名になったとされます。

角帯

角帯は、男帯の一種で、幅の狭い堅い帯です。

長さ約4m、幅約18~20cmに織った帯地を二つ折りにして帯芯を入れて仕立ててあります。

兵児帯より格が上になり、博多織や小倉織が多く用いられますが、他にも紬や絽、緞子などの生地でも作られます。

兵児帯

男性または子供のしごき帯で、約74cmの大幅、もしくは約50cmの中幅の縮緬地などをしごいて締めるものです。

黒や紺、茶、鼠色などの縮緬や羽二重、木綿などで作られていて、長さは3.5~4mほどです。

簡単な帯として、兵児帯の利用は広がり、最近は女性が浴衣や、軽い小紋に兵児帯を合わせるケースも多く見られるようになりました。

単帯

裏の付いていない、一枚織りの帯です。

帯幅で織って作り、「て」と「たれ」の端の部分を始末して仕上げます。

単帯は夏用ですが、絽、紗は礼装向き、羅や麻は礼装以外に用いられます。

帯ってそもそも売れるのか?

帯は売れます!

ただし、帯の種類や色、柄によってはまとめて取引をされるか、1本では値が付かない場合もあります。

帯が売れないという噂は、半分は本当です。

帯が売れない場合って?

帯が売れない理由について詳しく解説します。

自宅の帯が売れるのか?この不安はこれで解消されますので、参考にして下さい。

理由 1、色・柄が古い

花嫁道具として揃えられた黒留袖と帯は、セットで嫁入り時に持たされた時代がありました。

ところが、黒留袖の需要が激減した現代では、黒留袖で着用する礼装用の帯は売れません。

白地に金銀糸の刺繍、吉祥文様でも鶴や鳳凰など普段使い出来ないものなどは、中古着物市場でも大量に流出してはいますが、需要はほとんどありません。

そのため、このタイプの帯は1本では値が付きません。

何本かをまとめて買取に出すと、価格が付くようです。

理由 2、汚れや、使用感が目立つ

使用した帯は、折りじわが付きますのでひと目で分かりますが、使用回数が多い帯はこのシワがとても目立ちます。

また、前帯とお太鼓の山、たれの部分は擦れやすい場所で汚れが付きやすいです。

着物よりも帯の保管に神経質になる人は少なく、汚れをそのままにして保管しておく人は多いですね。

口コミからわかる帯の売買相場は

袋帯や名古屋帯の礼装用は、ほとんど値段が付きません。

作家物や有名織物ブランド、お洒落帯などは人気があるので、期待以上の価格になりやすいです。

帯の買取価格にはかなり幅があると考えて下さい。

時代の古い礼装用の帯は数十円から、色柄の良い新しい帯、作家物、有名織物ブランドの帯は数万円からが買取価格の相場です。

帯の平均価格は、2000円前後になります。

売却時に注意することとは?

帯を売却する時に注意することを詳しく解説します。

1.状態の確認

帯を買取してもらう時は、帯の状態を確認して下さい。

長期間の自宅保存でシミやカビ、シワなどが目立つ場合は簡単にお手入れをしておきましょう。

一度締めた帯には、締め跡も付きます。

綺麗に畳んでおかないと、締め跡はシワになって買取価格に影響されます。

前帯の部分は汚れが付きやすいため、保管の前に必ず確認をしましょう。

2、証紙を付ける

高額な帯を購入した際には必ず証紙や証明書が付いてきます。

帯には着物作家の作品が多く、落款が入っているにも関わらず証紙が無い為に査定額が低くされるケースもあります。

久保田一竹や龍村織物、川島織物など人間国宝作家の作品や有名工房の作品には、証紙があると額が驚くほど違います。

伝統工芸品もまた同様で、産地証明書を必ず保管しておきましょう。

どういう種類が高く売れる?

帯の中でも高額なものとなると、やはり産地や有名作家の作品であることが大切な条件になります。

龍村美術織物の袋帯などは高額買取が期待出来ますが、購入額も高価なため所有している人は少ないですね。

一般的な帯で高く売れる種類をご紹介します。

1、軽めの洒落帯

街着として着用出来る洒落帯は、金銀の箔が無い柄行が好まれます。

礼装で着物を着用しなくなった現在では、街着のお洒落着物を趣味で上手に着こなす人が増えています。

洒落帯は価格が高価な物が多いので、リサイクル品を選ぶ人が多いため販売もしやすい物です。

2、有名産地の物

西陣織や結城紬、博多織や芭蕉布など、有名産地で生産された帯は高値が期待出来ます。

産地によっては重要無形文化財という価値がつくこともあり、さらに買取価格のアップが狙える場合もあります。

特に帯の三大産地にも数えられている、博多(福岡県)、西陣(京都府)産の「博多織」「西陣織」は高く売れます。

3、有名工房の袋帯

代表的なものでは川島織物や河合美術織物、山口美術織物、龍村織物などが挙げられます。

証紙や桐箱入りで売られていることが多いので、桐箱の表書きなどで証明になる物もあります。

高価で売れるコツ

帯が高値で売れるコツとは?

・証紙や証明書を付ける

帯の高価買取を目指すなら証紙や証明書があることが重要です。

あると無いとでは、驚くほど価格に影響が出るもので、購入時や祖母や母から譲り受けた時に捨ててしまわないように注意して着物と一緒に大切に保管して下さい。

また、袋帯には作家物や有名工房の作品が多いと前述していますが、高価な袋帯であれば大事に保管しているはずです。

証紙が無ければその価値は下がってしまいますので、注意して下さい。

・シミやシワを付けたままにしない

締め跡が付いたものでも、保管時に綺麗に畳んであればそれほどのシワにはなりませんが、畳み方が悪いとお太鼓の部分にシワが入ってしまったり、前帯にシワが出たりします。

帯で肝心なお太鼓部分は特にしわ・シミに注意して下さい。

また、汚れたままで仕舞いこみをするとカビの原因にもなりますので気を付けておきましょう。

・売ると決めたら早めに売る!

帯を早めに手放すことも高く売る為には大事です。

帯の柄や色にも、流行や時代があって古い色柄は売れない理由のひとつです。

年代を感じさせないためには、早めの処分をおススメします。

・リサイクルショップや知識のない店では売らない

リサイクルショップは販売を目的に買取を行っています。

そのため、その店の販売需要を一番に考えて買取価格を設定しているので、高価な着物も低い買取価格になりやすいです。

種類の豊富な帯の見極めは難しく、査定ではまとめて価格を付ける店が多いようです。

着物の知識が無いと、正しい査定が出来ないので高い買取価格には結びつきませんね。

以上が帯を高く売るコツです。

売るとしたら、どういうところがいい?

買取相場が低い帯を少しでも高く売りたい!

では、どういうところに売るといいでしょう。

1、リサイクルショップや質屋

一般的なリサイクルショップでは、着物はなかなか買取価格がつかないのが現実です。

有名作家の作品でも、リサイクルショップでは高額で販売しづらい現実があって高い買取価格を提示してきません。

さらに帯は現在1本では値が付きにくく、まとめて持ち込む必要があります。

重量のある帯を運ぶ手間も考えると、やはりおススメ出来ません。

2、ネットオークションで出品する

インターネットオークションに出す方法です。

ネットオークションでも袋帯の需要はありますが、設定した金額で売れる保証は無く、出品の手間や梱包・発送を考えるとなかなか大変な作業です。

大量に出回っている帯は、値段の競争が激しい購入側が選択する範囲が広いなど、売れにくい状況にあります。

特に袋帯の重量は配送料が高くなるリスクも伴うので、価値のある帯も安い売値になってしまいます。

3、着物買取業者に依頼する

着物買取専門店には着物に精通した専門の査定員がいるので、作家物や有名産地のもの、価値の高い柄でも見極めることが出来ます。

重い帯を運び出す手間もありません

特におすすめなのが、宅配買取よりも出張買取です!

宅配買取では価格に納得がいかない場合、返却送料が自己負担になることがあって査定は無料でもコストが掛かることがあります。

その点、出張買取ならキャンセル料も無料で、もちろん出張料・手数料なども掛かりません。

出張買取をおすすめしたい理由

【理由1、査定料、出張料、手数料が無料】

出張買取はネットから申込むだけと手軽で簡単、さらにすべての費用が無料で行えます。

上記でも触れましたが宅配買取の場合は、査定額に納得が出来ない時の返却送料が自己負担になる業者もあって、送料によるトラブルが口コミでも目立ちます。

【理由2、手間が掛からない】

出張買取では、自宅に査定員が訪問してくれるため、重い帯を運ぶ、梱包するなど手間と時間が省けます

さらに、一番のおススメポイントは手間が掛からないからまとめて売却が出来ることです。

【理由3、知識のある査定員が査定してくれる】

着物に知識がない人は、帯の価値が分からないので査定額が高いのか、安いのかも分からないですね。

その点、出張買取ではプロの査定員が対面で着物を査定してくれるので、分からないところは質問が出来ます。

リサイクルショップや宅配買取に不安がある人でも、知識が豊富な出張買取の査定員なら安心です。

【理由4、その場で現金化出来る】

自宅で査定が終了、買取が成立すればその場で現金を受け渡してくれます。

おススメ出張買取業者ベスト3

少しでも高く帯を売りたい!おススメ出張買取業者をランキングで詳しく解説します。

1位、 バイセル

おススメランキング1位のバイセルは、特に着物・帯・羽織・男性もの着物等では業界内でもトップシェア級の規模を誇り、高額買取に自信があります。

出張査定を初めて利用する人でも安心できるように、女性の査定員を指名できるサービスも人気の理由です。

知識の豊富な査定員を取り揃えているので、着物に詳しくない人でも信頼して任せられます。

作家物や、有名産地、有名工房、柄が多種ある帯でも価値を見極めて、高額買取に繋げてくれます。

さらにバイセルでは、出張料などの費用は全て無料で、もし査定額に納得できなかった場合のキャンセル料も一切かかりません。

出張買取の地域は全国に対応しています。

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2位、着物買取プレミアム

2位は着物買取プレミアムです。

着物の買い取り専門店だからこそ高額買い取りを実現出来るため、現在業績を伸ばし続けている信頼性の高い専門業者です。

大量の買取ならさらに高額になるというから、大量の着物の処分に困っている人にはぴったりです。

持ち込みする手間も無く、大量の着物を一気に処分出来るので、女性や高齢の人でも1人で着物が処分出来ます。

着物好きの人なら数多く購入して、タンスを占拠している帯の処分に困ってはいませんか。

一気に不要な帯を手間なくに片付けられるのは、出張買取だけです。

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3位、着物買取専門の福ちゃん

ランキング3位は着物買取専門の福ちゃんです。

福ちゃんは、他店よりも1円でも高く買い取ってくれると評判の着物買取専門店です。

経験豊富な査定員が多く在籍しているので、質の高い黒紋付なら高額買取を期待してもいいでしょう。

更に福ちゃんでは、より高く買取ることが出来る理由として、専門店ならではの自社でクリーニング方法を挙げています。

自社でシミ抜きを行うことで、他社では引き取らないような状況の着物でも買取が可能となり、コストを抑えて、買取価格を高額に出来るというわけです。

また、着物買取ネットワークを活かし着物・和装小物を 流通させることができる強みが高価買取できることも1つのポイントです。

帯の買取相場は年々下がっています。

帯の価値を査定出来る専門業者「福ちゃん」なら、損をすることはないはずです。

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以上の3社は、口コミの評判も高くアフターフォローや、クーリングオフ制度もしっかりしています。

押し買いや、しつこい勧誘をされることもないので、出張買取を初めて利用する人でも、不安はありません。

まとめ

帯の買取相場は下がる一方で、早めに処分することが損をしないコツです。

高額な帯が数百円になる前に、出張買取でまとめて処分してしまいましょう。