「黒紋付き羽織袴」と言う言葉を聞いたことがありますか。

着物の種類でも最も格の高い正礼装とされています。

昭和の時代には、嫁入り道具として黒紋付き一式を持たせることが、普通に行われていました。

現在では、喪服のイメージが強い黒紋付きでも本来は帯を変えて慶事でも着用されていたのです。

自宅にも祖母や母、祖父の黒紋付きを保管されている人は多いでしょうが、着用する人は少ないですね。

不要な着物の保管は今の住宅事情では大変なこと、処分を検討していても捨てることは忍びないと諦めていませんか。

着物買取を上手に利用して処分する決心をつけましょう。

黒紋付とは?

私が勤めている着物リサイクルショップにも、何着もの紋付きを持ち込むお客様がたくさんいます。

畳紙にはそれぞれのお名前が刻まれていて、ご家族の歴史とお母様の愛情が感じられるものもあります。

ですが、中には未使用でしつけ糸がそのまま付いている着物も少なくありません。

時代の流れの中で、黒紋付きの需要が低くなったことを嘆いても仕方ないのですが、これらの不要となった着物を長期間自宅保管することは、管理が大変で着物の価値は下がっていきます。

着物買取を検討中の人へ、着物の種類でも格式の高い礼装用の黒紋付きを詳しく説明します。

黒紋付の種類

黒紋付とは、地色が黒の一色染めで、五つ紋を染め抜いた無地の着物のことをいい、最も格の高い正礼装(第一礼装)とされます。

かつては婚礼の席で媒酌人や親族が花嫁を引き立てるために黒紋付を着て、錦の帯を締めたといいますが、現在では喪服のイメージが強いですね。

でも、法事でしか着用できないということではありません。

男性用の羽織袴であれば羽織紐と草履を替え、女性の場合は帯や小物をうまく合わせることで祝い事でも着用できます。

一般的に黒紋付が広まったのは戦後からで、伝統・格式がありながらその歴史は着物の中でも浅いようです。

黒紋付きの種類は、男性用と女性用はもちろんありますが、家紋の数によっても違いがあります。

【正礼装】

男性:黒紋付羽織袴  女性:黒紋付羽織

長着と羽織は白地の羽二重を黒に染めたものを用い、紋は日向紋に染め抜いたものが正式で、紋は5つ紋です。

【日向紋とは】

紋の部分を白く染め抜いた紋を日向紋・陽紋(ひなたもん)と呼び、正式な紋の表現とされます。

着物に入れる紋の数は5つ紋、3つ紋、1つ紋の3種類があり、同じ紋の表現の場合、紋の数が多いほど格が高くなります。

5つ紋は背紋を背縫い上に1つ、袖紋を両外袖(後袖)に各1つ、胸の位置に抱紋(だきもん)を左右に各1つ入れます。

5つ紋は正礼装(第一礼装)の着物にだけ、必ず染め抜きの日向紋を5ついれます。

着物と紋の数

5つ紋・・・・・正礼装の着物   背紋1、袖紋2、抱紋2

3つ紋・・・・・準礼装の着物   背紋1、袖紋2

1つ紋・・・・・略礼装の着物   背紋1

最近は、昔ほど家紋について敏感に重要視することはなくなりました。

レンタル着物が利用されるようになったことが大きな理由です。

「蔦」「蝶」「五三の桐」は家や個人が独占することができない紋なので、関係なくつけることができる紋とされレンタル着物には「五三の桐」が付いています。

また、女性の紋は元々実家の紋を入れて嫁入り道具として持参したため、婚家の紋とは違うことから親戚一同が集まってもみんなバラバラの紋だったそうです。

黒紋付ってそもそも売れるのか?

黒紋付は売れるのか? これは店によって取り扱いが違うので注意が必要です。

着物の買取をしているリサイクルショップでも喪服の引き取りを断る店が多いです。

実際私の店でも、黒紋付(喪服)は普段は断っています。

ただし、1セットは在庫で持っているため、売れた場合に補充しています。

黒紋付は現在需要が少ないため、売れにくい現状があり負債在庫になってしまうので、どの店でも引き取りを嫌がりますね。

黒紋付が売れない場合って?

黒紋付を断る理由とは、どのような場合でしょうか。

1、30年以上前に誂えた物

2、サイズ(裄)が小さい:64㎝以下の場合は、買取にならないケースが多いです。

3、素材が正絹以外の物 (ポリエステルなど)

4、保管状態が悪く、シミ・シワ・汚れが目立つ物

以上のような場合は、黒紋付に限らずどの着物にも共通していますが、買取を断られる理由です。

口コミからわかる黒紋付の売買相場は

黒紋付の売買相場は、他の種類の着物に比べて低いと言えます。

口コミでは300円から1000円までの査定額が多かったです。

私の店では、未使用でサイズが大きい物、襦袢とセットになっている、この状態で500円~1000円位が相場です。

正絹にも種類があって、質の違いが黒紋付でははっきりと分かると言われています。

目の粗い質の良くない正絹の黒紋付は、さらに査定額が低くなります。

売却時に注意することとは?

黒紋付を購入した時に付いていた産地証明や証紙、作家作品の証明、などがあれば必ず一緒にしておきましょう。

このような証紙が有るか、無いかでは査定額が全く違ってきます。

また、着物の状態を一度確かめておくことも大切です。

カビやシワなどはお手入れで軽くすることも出来ますので、売却前に着物の状態を確認しましょう。

どういう種類が高く売れる?

男性用であれば、紋付き羽織袴がセットになっているといいですね。

サイズも出来れば、裄70㎝以上の大きさがあると高い査定額が期待出来ます。

家紋の数は5つ紋であることも重要です。

女性用は、裄66㎝以上、5つ紋がベストです。

紋の図柄は査定額に影響はありませんが、石持(こくもち)といって丸く白く染め抜いて家紋を入れやすくしてある状態の物は査定額が低くなります。

高価で売れるコツ

1、状態が良い物

仕付け糸が付いたままの未着用品であること、正絹の質が高い物、保管状況が良くシワやカビが付いていない、この状態であれば高価買取が期待出来ます。

保管している時に畳み方が悪く、シワがたくさん付いてしまっていると買取を断られる原因にもなります。

着物のシワ取りは一苦労で、クリーニング店に頼まないと駄目な場合も多いので、販売価格も低くなってしまいます。

2、証紙、産地証明を付ける

重複しますが、証紙は着物にとってはとても大切な物です!

購入した時に付いていたものは、絶対に捨てないで下さいね。

また、着物は誂えた場合なら余った端切れが必ず付いてきます。

これには、正絹番号や産地が記載されていることがあるので、これも必ず保管しておくことをおススメします。

3、小物類がセットされている

黒紋付では、襦袢・帯・帯揚・帯締め・草履・バッグ、これが一式セットになっている物は高価買取になります。

喪服として着用する際には全て黒と統一されているため、一式で揃えたい人は多いです。

販売しやすい物は買取価格も高価になりやすいということですね。

売るとしたら、どういうところがいい?

【リサイクルショップはどうだろうか?】

私のリサイクルショップでは、黒紋付は普段買取をしていません。

タイミングによっては、一番状態のいい物を選んで買取をしますが、リサイクルショップに黒紋付を売ることはベストな方法ではないでしょう。

売れたとしても、100円など本当に二束三文の査定額になります。

【インターネットオークションは?】

ネットオークションで出品すると、販売価格を自分で設定するのでリサイクルショップよりも高くなると考えがちですが、果たしてそうでしょうか。

画像アップや説明文など色々と手間が掛かっても、必ず売れるわけではありません

売れるまで自宅に保管しておくことになると、現状は何も変わりがなくタンスに着物は眠っている状態ですね。

さらに、着物の知識が無いと質問などに対処出来ない為、落札まで繋がらないことがよくあります。

ネットオークションにはすでに相当量の黒紋付きが出品されていることからも、売れにくいことが分かります。

【ネット買取業者に依頼する】

ネットで申し込める買取業者に依頼する方法もあります。

着物査定のプロがいるので、リサイクルショップでは値段の付きにくい黒紋付でも、相場以上の価格になりやすいです。

また、買取方法は宅配買取と出張買取がありますが、どちらもまとめて着物を処分出来るため、黒紋付だけでは買取って貰えなくても他の着物と合わせての買取で処分が出来ますね。

特に出張買取はおススメです。

出張買取をおすすめしたい理由

私が特におすすめしたい買取方法は出張買取です!

その理由を詳しく説明していきますので、ぜひ参考にして下さい。

【理由1、査定料、出張料、手数料が無料】

出張買取はネットから申込むだけと手軽で簡単、さらにすべての費用が無料で行えます。

宅配買取の場合は、査定額に納得が出来ない時の返却送料が自己負担になる業者もあって、リスクが伴います。

【理由2、手間が掛からない】

出張買取では、自宅に査定員が訪問してくれるため、重い着物を運ぶ手間も必要ありません。

着物を梱包する手間と時間まで省けます。

さらに、一番のおススメポイントは手間が掛からないからまとめて売却が出来ることです。

出張買取の最大のメリットは、黒紋付のような値段が付きにくい着物を他の着物と合わせて査定して貰えるところにあります。

【理由3、査定員から説明を受けて査定額に納得が出来る】

着物に知識がない人は、着物の価値が分からないので査定額が高いのか、安いのかも分からないですね。

その点、出張買取では対面で着物を査定してくれるので、分からないところは質問が出来ます。

リサイクルショップや宅配買取に不安がある人でも、知識が豊富な出張買取の査定員なら安心です。

【理由4、その場で現金化出来る】

自宅で査定が終了、買取が成立すればその場で現金を受け渡してくれます。

おススメ出張買取業者ベスト3

私がおススメする出張買取業者をランキングでご紹介します。

1位、 バイセル

おススメランキング1位のバイセルは、特に着物・帯・羽織・男性もの着物等では業界内でもトップシェア級の規模を誇り、高額買取に自信があります。

出張査定を初めて利用する人でも安心できるように、女性の査定員を指名できるサービスも人気の理由です。

知識の豊富な査定員を取り揃えているので、着物に詳しくない人でも信頼して任せられます。

黒紋付も買取対象になっているので、買取額は期待が出来ますね。

バイセルでは、出張料などの費用は全て無料で、もし査定額に納得できなかった場合のキャンセル料も一切かかりません。

出張買取の地域は全国に対応しています。

 

>>バイセルの公式サイトはこちら

 

2位、着物買取プレミアム

 

2位は着物買取プレミアムです。

着物の買い取り専門店だからこそ高額買い取りを実現出来るため、現在業績を伸ばし続けている信頼性の高い専門業者です。

大量の買取ならさらに高額になるというから、大量の着物の処分に困っている人にはぴったりです。

持ち込みする手間も無く、大量の着物を一気に処分出来るので、女性や高齢の人でも1人で着物が処分出来ます。

もちろん黒紋付も買取対象としているので、数枚もある黒紋付きはまとめて片付けてしまいましょう。

 

>>買取プレミアムの公式サイトはこちら

 

3位、着物買取専門の福ちゃん

ランキング3位は着物買取専門の福ちゃんです。

福ちゃんは、他店よりも1円でも高く買い取ってくれると評判の着物買取専門店です。

経験豊富な査定員が多く在籍しているので、質の高い黒紋付なら高額買取を期待してもいいでしょう。

更に福ちゃんでは、より高く買取ることが出来る理由として、専門店ならではの自社でクリーニング方法を挙げています。

自社でシミ抜きを行うことで、他社では引き取らないような状況の着物でも買取が可能となり、コストを抑えて、買取価格を高額に出来るというわけです。

古い黒紋付も買取が可能です。

また、着物買取ネットワークを活かし着物・和装小物を 流通させることができる強みが高価買取できることも1つのポイントです。

以上の買取業者は、口コミの評判も高くアフターフォローや、クーリングオフ制度もしっかりしています。

押し買いなどで不快な思いをすることもなく、着物を売却出来ます。

 

>>福ちゃんの公式サイトはこちら

 

まとめ

黒紋付は正礼装として格式高い着物ですが、需要が減ってきたため中古着物では値段が低く取引されるケースが多くなっています。

大切な着物の価値が下がる前に、出張買取で売却してはいかがでしょうか。