作家物の着物を売りたい!知って得する買取情報とは?

着物や帯には作家物と言われる逸品があります。

作家によって買取価格にも違いが出ることもあり、作家物の見分けは知識が無いと難しいようです。

人間国宝の作品となれば、販売価格は数百万円になることもあり、中古着物市場でも当然高値で取引されています。

作家ものには必ず落款が印されていて、作家名を読み取ることが出来ます。

自宅に作家ものの着物や帯が眠っていませんか。

もしかしたら数万円の価値がある物がタンスに保管されている可能性もあるので、不要の作家ものは積極的に買取に出してみましょう。

そこで今回は、作家ものの買取価格を調べてみました。

作家ものとは?

作家着物とは、染めと織りに関する高い技術を持った着物作家により制作された着物のことを呼びます。

作家によっては、制作工程において染めか織りのどちらか、または、全てに関わる作家もいます。

着物作家の人数は数百人を超えると言われていますが、有名な作家も多く、なかには国に認定された「人間国宝」と呼ばれている作家もいらっしゃいます。

作家物には作家が自分の作品として捺す「落款(落成款識)」がついている場合が多く、有名作家であれば落款が付いていることで高額な査定額が期待出来ます。

着物作家は、着物を一枚作りあげるまでに、特殊な技術を用いて膨大な時間と手間を要して着物を完成させるため、価格としては、新品は安くても数十万円から高いものでは百万円を超えるものまであります。

作家ものの種類

着物作家として制作をされている方は数百人を超えていますが、人間国宝と呼ばれる方は30人余です。

その中でも特に有名で中古着物市場でも高額買取になる作家さんをご紹介します。

羽田登喜男(はた ときお)

京友禅作家で、京都の庭園や自然を愛し、花鳥風月を表現しています。

特に鴛鴦(おしどり)の文様は、独特のデザイン性があり高い人気を評価を得ています。

野の草花を豪華な文様にデザインすることも特徴として有名です。

木村雨山(きむらうざん)

友禅の人間国宝に認定された木村雨山は、対象を描写する糸目糊置き(いとめのりおき)や、叙情的な色ぼかしなど、日本画の修練で身につけた技術を友禅に応用し独自の世界観を表現しています。

平良敏子(たいらとしこ)

糸芭蕉の栽培に始まり、繊維取,絣結び,染色,製織,洗濯(仕上げ)に至る,伝統的な芭蕉布製作技術の全工程に精通しています。

常に芭蕉布の新たな可能性を追求し,清新で現代感覚にあふれる独自の作風を確立し,高い評価を得ています。

玉那覇有公(たまなはゆうこう)

琉球紅型宗家城間家十四代・城間栄喜(しろま えいき)に師事、伝統的な紅型技法を習得後も各種の古染型が伝える意匠や技法についての研究を重ねながら技を磨き上げました。

沖縄産生地の風合いを生かしながら現代感覚に沿った作品を発表して高い評価を得ています。

小宮康正(こみややすまさ)

小紋染の技術を受け継ぎ、現代的な色調と意匠を加えた作品を制作、江戸小紋の型付けだけでなく、伝統的な染め技法「長板中形」の復元にも取り組んでいます。

祖父、父とともに三代揃っての重要無形文化財「江戸小紋」の保持者に認定されています。

佐々木苑子(ささきそのこ)

着物評論家であった母の佐々木愛子氏の影響もあり、織物への熱い想いで染織を始めて、地域の織物を学びながら、独自の作風へと昇華していきました。

一つ一 つの色にこだわりを持ちつつ、自然の美しさを絣や紋織で表現されている作品は高い人気があります。

作家ものってそもそも売れるのか?

作家物は売れます!

上記で説明した有名な作家物はもちろん高額買取の対象ですが、落款が入っている作家物であれば売れます

着物作家の品は他の着物とは違い、いずれも稀少価値は高いと思って良いのですが、買取に出した時に必ずしも高値が保証されるわけではありませんので、注意して下さい。

作家ものが売れない場合って?

作家物でも売れない場合とはどのような場合でしょうか。

着物全般に共通する理由として、汚れやシワ、カビ、カビ臭が強いものは売れません。

有名な作家物であれば、汚れやカビが多くても買取をして貰える場合もありますが、そうでなければ諦めて下さい。

さらに、サイズが小さい場合も売れない可能性があります。

口コミからわかる作家ものの売買相場は

作家物の売買相場はかなり幅があります。

有名作家の場合、数万円から数十万円の価格がつくこともあり、それ以外の作家物は一般的な買取価格と変わりがありません。

数百人が活躍していると言われている着物作家の中でも、人間国宝と認定されている作家は数十人になり、買取価格に幅が出るのは仕方がないことですね。

作家物の買取価格は数百円から数十万円です。

自宅に保管している作家が誰であるかが買取価格にとって重要です。

売却時に注意することとは?

作家物を売却する時に注意することを詳しく解説します。

1.状態の確認

着物全般に共通することですが、買取してもらう時は、まず着物の状態を確認して下さい。

長期間の自宅保存でシミやカビ、シワなどが目立つ場合は簡単にお手入れをしておきましょう。

訪問着の買取で重要なことは、やはり柄にありますので柄の部分がシワやシミで汚れていないことが大切です。

袖口や袂など汚れやすい部分のチェックも忘れないで下さい。

2、証紙を付ける

着物を購入した際には必ず証紙や証明書が付いてきます。

落款が着物に入っているにも関わらず証紙が無い為に査定額が低くされるケースもあります。

作家物と証明できることが重要で、誰の作品なのか分かるようにしておきましょう。

伝統工芸品もまた同様で、産地証明書を必ず保管しておきましょう。

3、サイズを確認

着物のサイズが分からない人も多いですが、着物は裄というサイズ表示をします。

裄とは袖口から背中中心までの長さです。

裄丈64㎝以下、身丈が160㎝以下、袖丈49㎝から+-3㎝、このようなサイズの着物は買取価格があまり期待できないと考えて下さい。

ただし、有名作家作品の場合は上記の条件に当てはまらないことが多いです。

どういう種類が高く売れる?

ずばり!有名作家、人間国宝作品です。

その時代に好まれる柄行やサイズも大事な条件ですが、作家物であるなら有名な作家作品であることですね。

また、着物の買取価格は稀少性の高さと芸術性の高さ、そして歴史的価値などの評価ポイントがあります。

季節的な要因とその時代の流行にも左右されて決まっていくので、稀に無名異な作家であってもあまり見かけない特殊な染めや織り、柄で高評価を得る場合もあります。

高価で売れるコツ

作家物を高値で売れるコツを解説します。

・証紙や証明書を付ける

作家物において高価買取を目指すなら証紙や証明書があることが重要です。

あると無いとでは、驚くほど価格に影響が出るもので、購入時や祖母や母から譲り受けた時に捨ててしまわないように注意して着物と一緒に大切に保管して下さい。

・シミやシワを付けたままにしない

着物のシミやシワを取り除くことは慣れない人にはミスも多いのですが、出来るだけ取り除いておきたいですね。

アイロンを直接着物に押し付けない、大量の水で拭かない、など一般的な知識で出来ることでも着物の状態は大分違ってきます。

・売ると決めたら早めに売る!

着物の管理は大変です。

着物はとてもデリケートな性質を持ち、汚れやカビなど状態次第ではあっと言う間に劣化してしまい、本来得られるべき価値を下げてしまう場合があるからです。

早めに手放すことも高く売る為には大事です。

長期保管でシミやシワを増やさないことを心掛けましょう。

・リサイクルショップや知識のない店では売らない

リサイクルショップは販売を目的に買取を行っています。

そのため、その店の販売需要を一番に考えて買取価格を設定しているので、高価な着物も低い買取価格になりやすいです。

知識が無くて作家名や落款の価値を見極められない場合も、高い買取額が付きにくいためリサイクルショップでの買取はおススメ出来ません。

これが作家ものを少しでも高く売るコツです。

売るとしたら、どういうところがいい?

作家物の着物を売るとしたらどういうところへ売れば高く売れるのか、大切な着物ですから少しでも高く売りたいですね。

1、リサイクルショップや質屋

一般的なリサイクルショップでは、着物に高額買取価格がつかないのが現実です。

有名作家の作品でも、リサイクルショップでは高額で販売しづらい現実があって高い買取価格を提示してきません。

その店のユーザーに合わせた着物を優先することもあるので、作家物を得意としているリサイクルショップを捜す必要もあります。

2、ネットオークションで出品する

インターネットオークションに出す方法です。

ネットオークションでも作家物の人気は高いですが、設定した金額で売れる保証は無く、出品の手間や梱包・発送を考えるとなかなか大変な作業です。

売れるまでの保管をしなくてはならないので、着物の状態はその間に悪くなっていきますから、リスクも高いですね。

3、着物買取業者に依頼する

着物買取専門店には着物に精通した専門の査定員がいるので、作家物や有名産地のものでも見極めることが出来ます。

特におすすめなのが、宅配買取よりも出張買取です!

宅配買取では価格に納得がいかない場合、返却送料が自己負担になることがあって査定は無料でもコストが掛かることがあります。

その点、出張買取ならキャンセル料も無料で、もちろん出張料・手数料なども掛かりません。

出張買取をおすすめしたい理由

【理由1、査定料、出張料、手数料が無料】

出張買取はネットから申込むだけと手軽で簡単、さらにすべての費用が無料で行えます。

上記でも触れましたが宅配買取の場合は、査定額に納得が出来ない時の返却送料が自己負担になる業者もあって、送料によるトラブルが口コミでも目立ちます。

【理由2、手間が掛からない】

出張買取では、自宅に査定員が訪問してくれるため、重い着物を運ぶ手間も必要ありません。

着物を梱包する手間と時間まで省けます。

さらに、一番のおススメポイントは手間が掛からないからまとめて売却が出来ることです。

【理由3、知識のある査定員が査定してくれる】

着物に知識がない人は、着物の価値が分からないので査定額が高いのか、安いのかも分からないですね。

その点、出張買取ではプロの査定員が対面で着物を査定してくれるので、分からないところは質問が出来ます。

リサイクルショップや宅配買取に不安がある人でも、知識が豊富な出張買取の査定員なら安心です。

【理由4、その場で現金化出来る】

自宅で査定が終了、買取が成立すればその場で現金を受け渡してくれます。

おススメ出張買取業者ベスト3

作家物の着物を売るなら、おススメする出張買取業者を詳しく解説します。

1位、 バイセル

おススメランキング1位のバイセルは、特に着物・帯・羽織・男性もの着物等では業界内でもトップシェア級の規模を誇り、高額買取に自信があります。

出張査定を初めて利用する人でも安心できるように、女性の査定員を指名できるサービスも人気の理由です。

知識の豊富な査定員を取り揃えているので、着物に詳しくない人でも信頼して任せられます。

作家物や、加賀友禅など知識が必要な着物を見極めて、高額買取に繋げてくれます。

さらにバイセルでは、出張料などの費用は全て無料で、もし査定額に納得できなかった場合のキャンセル料も一切かかりません。

出張買取の地域は全国に対応しています。

>>バイセルの公式サイトはこちら

2位、着物買取プレミアム

2位は着物買取プレミアムです。

着物の買い取り専門店だからこそ高額買い取りを実現出来るため、現在業績を伸ばし続けている信頼性の高い専門業者です。

大量の買取ならさらに高額になるというから、大量の着物の処分に困っている人にはぴったりです。

持ち込みする手間も無く、大量の着物を一気に処分出来るので、女性や高齢の人でも1人で着物が処分出来ます。

作家物の着物を購入する時は帯や小物類をセットにすることが多いので、帯をまとめて買取に出せば買取額がアップする可能性があります。

>>買取プレミアムの公式サイトはこちら

3位、着物買取専門の福ちゃん

ランキング3位は着物買取専門の福ちゃんです。

福ちゃんは、他店よりも1円でも高く買い取ってくれると評判の着物買取専門店です。

経験豊富な査定員が多く在籍しているので、質の高い黒紋付なら高額買取を期待してもいいでしょう。

更に福ちゃんでは、より高く買取ることが出来る理由として、専門店ならではの自社でクリーニング方法を挙げています。

自社でシミ抜きを行うことで、他社では引き取らないような状況の着物でも買取が可能となり、コストを抑えて、買取価格を高額に出来るというわけです。

長期保存で汚れが多い作家物でも手間を掛けないで買取して貰えます。

また、着物買取ネットワークを活かし着物・和装小物を 流通させることができる強みが高価買取できることも1つのポイントです。

>>福ちゃんの公式サイトはこちら

以上の買取業者は、口コミの評判も高くアフターフォローや、クーリングオフ制度もしっかりしています。

押し買いなどで不快な思いをすることもなく、着物を売却出来ます。

まとめ

数ある着物作家の中で、有名な作家が手掛ける着物には特に高い価値がつきやすく、自宅にこういった作家の品物があれば、買取に出したなら驚きの査定額になる可能性があります。

自宅で保管をしていることが、着物にとって必ずしも良い環境であるわけではないため、大切な着物のためにも早めに買取に出すことが重要になります。